麻雀の役満のひとつ「大三元」について知っていますか?
三元牌を全て刻子にすることが条件で、非常に点数は高いです。しかし、責任払いというルールもあるため、相手の大三元に対しては注意が必要です。
本ページでは、大三元の条件や点数、そして確率や責任払いについて解説します。
大三元とはどのような役か?
大三元の条件
大三元は麻雀の役満のひとつで、三元牌をすべて刻子にすることが役の条件となります。
【大三元の例】
大三元は鳴いても役は成立する
小三元と同様に、大三元は鳴いてもOKです。
門前で役を作ることは難しいため、三元牌を「ポン」と仕掛けていくことが非常に多いです。
大三元の確率について
統計データによれば、大三元の確率は約0.031%です。
非常に低い確率のように思えますが、四暗刻(スーアンコー)と並んで、トップクラスに出やすい役満です。
※同データで四暗刻(スーアンコー)の確率は約0.038%です。
参考:オンライン対戦麻雀 天鳳/ランキング
(2023年4月10日時点の一般卓の統計データ)
大三元は役満の点数
大三元は役満のため点数が決められており、符計算は不要です。
具体的には、下記の通りになります。
【大三元の点数一覧】
ロンアガリ | ツモアガリ | |
親の場合 | 48,000 | 16,000オール |
子の場合 | 32,000 | 8,000-16,000 |
一つのアガリでトップを決定的にする程、非常に点数が高いのが特徴です。
相手の大三元には責任払い・パオの注意が必要!
責任払いとは、特定の役満(大三元、大四喜、四槓子)のアガリが発生した場合、その役を完成させる最後の牌を鳴かせたプレイヤーに対する罰則です。
大三元においては、役が完成する3種目の三元牌を鳴かせたプレイヤーが責任払いの対象となり、アガリが発生した場合には通常より多くの点数を支払わなくてはなりません。
具体的には、下記の通りになります。
- ロンアガリ:点数の半分を負担して支払う
- ツモアガリ:全ての点数を一人で負担して支払う
詳細は以下のページをご覧ください。
【麻雀ルール】責任払い・パオとは?なぜ起きる?大三元では要注意!
字一色(ツーイーソー)との複合でダブル役満?
大三元は、他の役満である「字一色(ツーイーソー)」と複合することが可能 です。
※ただし、滅多に出ません。
大三元・字一色の例
ポン:
このように異なる役満が重複した場合に、ダブル役満とするルールも一部存在します。3つ重なった場合はトリプル役満といいます。
その場合の点数は、ダブル役満であれば役満の倍の点数、トリプル役満であれば役満の三倍の点数となります。
なお大三元は、他にも四暗刻や天和等の役満とも理論上は複合可能ではあります。(あくまで理論上の話です…)
その他の役一覧
その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。