麻雀の「門前(メンゼン)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
本ページでは、門前(メンゼン)の意味、代表的な門前役、そして門前での符計算(※中級者向け)について解説します。
麻雀の門前(メンゼン)とは?
「門前(メンゼン)」とは、鳴き(ポン・チー・カン)を一度も使用していない状態のことを指します。
他のプレイヤーから一度でも鳴くと、以降は門前ではなくなります。
では、この門前はなぜ重要なのでしょうか?次章より解説していきます。
代表的な門前役(メンゼンヤク)の紹介
門前(メンゼン)は、役の条件に含まれることが多いため、非常に重要なのです。
具体的にどのような役があるのでしょうか?
ここからは、代表的な門前役をいくつか紹介します。
面前役の紹介①:リーチ
門前(メンゼン)でテンパイになった時、以下の手順でリーチという役をつけることができます。
①リーチと発声する
②リーチ宣言牌(リーチ時に捨てる牌)を横に曲げる
③場に1,000点棒を出す
※リーチ後は手牌を変えることができなくなります。
詳しい内容は、リーチの特徴・条件の解説をご覧ください。
面前役の紹介②:ツモ
門前時にツモアガリをしたとき、ツモという役になります。
面前役の紹介③:平和(ピンフ)
門前時に以下の3つの条件を全て満たすとき、平和(ピンフ)という役がつきます。
・4面子全てが順子で構成されている
・リャンメン待ちである
・雀頭が役牌(三元牌/場風牌/自風牌)ではない
平和について詳しく知りたい方は、平和の解説ページをご覧ください。
面前役の紹介④:一盃口(イーペーコー)
門前時に同じ構成の順子が二つ存在するとき、一盃口(イーペーコー)という役がつきます。
門前時の符計算について解説
ここからは中級者向けの内容となります。
門前でのアガリに際して、符計算のルールを覚えておくことが重要です。
符計算にはいくつかのポイントがありますが、「ツモアガリ」か「ロンアガリ」かによって、符の点数が変わります。
面前ロンアガリの符計算
門前ロンアガリの場合は10点与えられます。
ただし、同じロンアガリでも鳴いている場合(メンゼンではない場合)は、点数は与えられません。
面前ツモアガリの符計算
ツモアガリの場合は2点が与えられます。※面前でなくても加算されます。