このページでは、麻雀のゲーム全体の流れや進め方について説明します。
目次
ゲーム全体の流れ
麻雀のゲーム全体の流れを説明します。ゲーム・試合全体を半荘(はんちゃん)と言い、半荘を8つに分割した単位を局(きょく)と言います。
各局では親がアガったり、流局(誰のアガリも発生せず局が終わること)時にテンパイしていると次の局へと移行せず、本場(ほんば)と呼ばれるものが付きます。
例えば、東2局で親のBさんがアガった場合、東3局へと移行はせず東2局1本場という状態になり、再びBさんの親となります。このように親を続けることを連荘(れんちゃん)と言います。
では、半荘と局、それぞれどのように始まりどのように終わるのか順を追って見ていきましょう。
※以下の説明は全自動卓やアプリをベースとしています。
【進め方①】半荘の開始
親を決める
半荘の開始時に親を決めます。全自動卓では、中央のボタンを押すことで親を決めることができます。最初の親のことを起家(チーチャ)と呼ぶびます。
方角を決める
親が決まると方角を決めます。
親から反時計回りに「東」→「南」→「西」→「北」と各プレイヤーの方角が決まり、それぞれ「東家(トンチャ)」→「南家(ナンチャ)」→「西家(シャーチャ)」→「北家(ペーチャ)」と場所の名前が決まります。
また、各プレイヤーの場所と同じ風牌は自風牌(じかぜはい)と呼ばれ、1飜付くようになります。例えば、上の図での西家のCさんは字牌の”西”が自風牌となります。
東場と南場の説明
半荘には東場と南場があります。東場は風牌の”東”、南場は風牌の”南”がそれぞれ場風牌となります。場風牌には1飜付きます。
この自風牌・場風牌はポン!と鳴いても役が付き、手軽にアガリを目指すことができるので初心者の方にはおすすめです。
補足
自風牌と場風牌の両方が重なる場合(東場の東家、南場の南家)、その牌には2飜付きます。よくこれらの牌はダブ東、ダブ南と呼ばれます。
【進め方②】局の開始
全自動卓では自動的に配牌とドラ決めが完了しています。親が最初にツモを行うことを合図に局が開始されます。
【進め方③】局の進行
局中、各プレイヤーは反時計回りにツモ・捨てるを繰り返し行っていきます。
ただし、ポン・カンの鳴きが入った場合、順番がスキップされることがあります。
例えば、上の図でAさんがCさんの捨てた牌をポンした場合、次の順番はBさんになります。AさんがBさんの捨てた牌をポンした場合、次の順番はBさんとなります。
【進め方④】局の終了
局が終了する条件は以下の二つあります。
※九種九牌などの特殊な流局条件は記載していません。
アガリが発生する
誰かのアガリが発生した時点で、得点の清算を行い局は終了します。1番最初にアガった人のみが得点を貰えるというのはこのためです。
牌山がなくなる
牌山がなくなり、各プレイヤーがツモる牌がなくなった時点で局が終了します。これを流局と言います。
流局時、テンパイしている/していないによって得点の移動が発生します。テンパイしている人は自分の手牌を相手に見せ、ノーテン(テンパイしていない)の人は自分の手牌を伏せます。
テンパイしている人数に応じて、以下の点棒のやり取りが発生します。ただし、全員テンパイまたは全員ノーテンの場合は点棒のやりとりは発生しません。



次の局への移行
局が終了するケースによって、次の局への移行方法が変わります。
「親のアガリ」または「流局時に親がテンパイ」の場合は同じ局の1本場へ、「子のアガリ」の場合は次の局へ、「流局時に親がノーテン」の場合は次の局の1本場へと移行します。
本場がつくと、次のアガリの点数は本場数×300点の加点が行われます。例えば、東1局3本場にAさんが2,000点をアガった場合、アガリ点は2,900点(2,000+300×3)となります。
また、リーチ時に場に出される1,000点棒は流局したら次局への持ち越しとなり、次にアガった人が貰えます。
【進め方⑤】半荘の終了
半荘の終了、つまり全8局が終了した時点で最も点数が多かった人が勝者となります。
補足
麻雀には順位に応じてボーナスポイントが発生する順位点(ウマ・オカ)というものがあります。
この順位点のルール次第では、1位になっただけで50,000点プラスされるということもあります。
中級者向けの内容ですが、気になる方は以下のページをご覧ください。
まとめ
このページでは、麻雀のゲーム全体の流れや進め方について説明しました。
初心者の方にとって重要なことは、以下のゲーム全体の構成を理解することです。
ゲームの始め方・進め方・終わり方は、麻雀をプレイする中で、よく知っている人から教えてもらいながら覚えていきましょう。
これにて麻雀の基本的なルール説明は終了です。
麻雀のルールを一度で覚えきるのは難しいので、実際に打ちながら何度も復習し覚えていきましょう!
最後に、これまでの説明の内容を麻雀ルールまとめに載せていますので、ご確認ください。