このページでは、麻雀で使用する道具の麻雀牌(まーじゃんぱい)と点棒(てんぼう)について説明します。以下の画像は実際の麻雀牌です。
目次
麻雀牌とは?
麻雀はパズルゲームであると表現してきましたが、麻雀牌(まーじゃんぱい)とはこのパズルのピースです。
麻雀牌はトランプのカードと似ていて、絵柄と数字の考え方を持ちます。麻雀牌は全部で136牌(34種×4牌)あります。
麻雀ではピースである麻雀牌を組み合わせてパズルを完成させるので、これから説明する麻雀牌の種類は覚えておきましょう!
麻雀牌の種類
麻雀牌は大きく分けて、以下の2種類があります。
- 数牌(シューパイ/スーパイ)→絵柄と数字の考え方を持つ
- 字牌(ツーパイ/じはい)→絵柄の考え方を持つ
数牌は文字通り、数字の考え方(1~9)を持ちます。また数牌の絵柄には以下の3種類があります。
- 萬子(マンズ)
- 筒子(ピンズ)
- 索子(ソーズ)
字牌は絵柄の考え方しか持ちませんが、絵柄の種類によって以下の2種類があります。
- 風牌(フォンパイ、かぜはい)→東、南、西、北
- 三元牌(サンゲンパイ)→白、發(ハツ)、中
ここまでの内容を以下の図にまとめています。右側に麻雀牌を載せていますが、これで全種類です!
では続いて、数牌と字牌についてもう少し詳しく見ていきましょう。
数牌:数字と絵柄の考え方を持つ
数牌の種類
前述の通り、数牌には萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)の3種類の絵柄が存在し、それぞれ1~9の数字の考え方を持っています。
これらの絵柄は、トランプでのハート・クローバー・スペード・ダイヤと同じ位置づけです。色(いろ)と呼ばれることもあります。
数牌の読み方
数牌は「数字+色」で読みます。数字の読み方は中国語を基本としていて、次のように読みます。
1:イー
2:リャン
3:サン
4:スー
5:ウー
6:ロー
7:チー
8:パー
9:チュー
数牌の種類と読み方をまとめると以下のようになります。「数字+色」という考え方が重要です。
◆萬子(マンズ)
漢数字が数字を表しています。日本語の漢数字と同じなので、覚えやすい数牌です。
◆筒子(ピンズ)
玉模様の数が数字を表しています。
◆索子(ソーズ)
竹の数が数字を表しています。イーソーだけは鳥のシンボルとなっています。
数牌に関する説明は以上となります。
最初は「この牌は何の数字だっけ?どの色だっけ?」と迷うこともあるかと思いますが、麻雀をプレイ・勉強していく中で自然と覚えられますのでご安心ください。
字牌:絵柄の考え方を持つ
字牌の種類
字牌は全部で7種類あり、数牌とは違って数の考え方を持ちません。
その中でも風牌(フォンパイ、かぜはい)または四喜牌(スーシーパイ)と呼ばれる牌と三元牌(サンゲンパイ)と呼ばれる牌があります。
字牌の読み方
字牌の読み方は次の通りです。
「トンナンシャーペイハクハツチュン」と語呂で覚えるのが良いでしょう。
日本語では東西南北(とうざいなんぼく)という順序が一般的ですが、麻雀では東南西北(トンナンシャーペイ)となる点に注意が必要です。
ここまで字牌の種類を説明しましたが、字牌は数の考え方を持たないということが最重要です。
補足
麻雀牌の中でも特に
- 1・9牌のことを老頭牌(ロートーハイ)
- 2~8牌のことを中張牌(チュウチャンパイ)
- 老頭牌(1・9の数牌)と字牌を合わせて么九牌(ヤオチューハイ)
と言います。
初心者の方は余裕があれば理解するという程度で問題ありませんが、後ほど説明する役を覚える上で便利です。
➤ 麻雀の役とは?
点棒とは?
麻雀では、パズルを完成させると得点を獲得できます。その時、プレイヤー間で得点のやり取りが発生します。
例えば自分がパズルを完成させたとき、他のプレイヤーがその得点を自分に支払うという形で、自分は得点を獲得できるのです。そのため、厳密には得点が移動しているというわけです。
この得点の移動に利用されるのが点棒(てんぼう)です。
点棒には次のようにいくつか種類があります。ここでは点棒の種類だけ押えられれば十分です。
点棒の種類
基本的に点棒は5種類あります。大きいものから、10,000点棒、5,000点棒、1,000点棒、500点棒、100点棒です。
点棒のイメージを以下に掲載しています。
全自動卓(雀荘で見かける機械式の麻雀卓)では色分けがされており、手積み卓(自宅で行う麻雀牌とマットの卓)では模様で分かれています。
ゲーム開始時、各プレイヤーは25,000点を所持しています。25,000点の内訳は10,000点棒が1本、5,000点棒が2本、1,000点棒が4本、500点棒が1本、100点棒が5本です。
ゲームを進めていく上で最低1,000点から最高48,000点の範囲で点棒のやり取り(得点の移動)が発生します。その際、この点棒を受け渡しすることで得点の移動を表します。
※実際のところ、48,000点はほとんど出ません。
なお、誰かの得点が0点より少なくなった場合(これをトビといいます)、ゲームを終了するというルールもあります。
まとめ
ここまで麻雀をプレイする上では欠かせない、麻雀牌と点棒について説明しました。
麻雀牌に関して重要なことは、「数牌は絵柄+数字の考え方を持ち、字牌は絵柄の考え方のみを持つ」ということです。
再掲になりますが、以下の図は頭に入れておきましょう!
点棒については、得点を管理するための道具という程度の理解で問題ありません。
続いては、麻雀牌のパズルの説明に入ります。まずは麻雀牌の組み合わせの種類について見ていきましょう!