流し満貫(マンガン)とは、「流局時、自分の捨て牌が一九字牌で構成されていた場合に成立する役」のことです。名前の通り、満貫(マンガン)のあがりとなります。
ただし、ローカル役(一般的なルールでは採用されていない役)であることに注意が必要です。
このページでは、流し満貫の3つの条件について解説したいと思います。
流し満貫には3つの条件が存在する
冒頭でも紹介したように、流し満貫はローカル役という位置づけです。
一般的な役とは異なり、役として採用していないルールもありますので、ご注意ください。
まずは、どのような条件で流し満貫が成立するのかを説明します。
【条件①】流局すること
第一の条件は流局することです。
ただし、九種九牌やトリロンなどの途中流局は流し満貫の対象外となります。
【条件②】捨て牌が一九字牌(么九牌)のみ
流局時の自分の捨て牌が一九字牌のみで構成されていることが、第二の条件になります。
麻雀牌の説明でも触れていますが、一九字牌とは次のような牌です。
1・9の数牌:
字牌:
【条件③】誰にも鳴かれていない
第三の条件は、自分の捨て牌が誰にも鳴かれていないことです。
一度でも誰かにポン、チー、カンをされた時点で、流し満貫は成立しません。
ここまで説明してきた条件①~③を満たすことで、流し満貫が成立します!
続いて、何点のあがりとなるのかを説明します。
流し満貫の点数
「流し満貫」という名前の通り、満貫(マンガン)の点数でツモアガリ扱いとなります。
念のため、点数表を確認すると…
子の場合は2,000/4,000点、親の場合は4,000点オールです。
流し満貫に関するよくある質問
最後に、流し満貫のよくある質問についてお答えしたいと思います。
自分が鳴いているときは成立するのか?
自分がポン、チー、カンをしている場合でも、流し満貫は基本的には成立します。
ただし、流し満貫はあくまでローカル役であり、自分が鳴いている場合は成立しないという取り決めもあるのでご注意ください。
自分の手牌はテンパイしている必要があるか?
捨て牌で判断する役なので、必要ありません。
供託の扱いは?
流し満貫はあがり扱いなので、供託はあがったプレイヤーが獲得します。
他の人のテンパイ料やノーテン罰符は?
流し満貫のあがりを優先するため、テンパイ料やノーテン罰符は発生しません。