麻雀では3種類以上の待ちのことを多面待ちや多面張(タメンチャン)とも言いますが、よく分からないという方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、「こういう形では○○待ち」と待ちの形で覚えてしまうことが理想的です。
とはいえ、手当たり次第に待ちを覚えるのも大変ですよね…
そこで麻雀Stationでは、「待ちは何種類か?」と「待ちの形は何牌の構成か?」という二つの基準を使った覚え方を紹介します!
麻雀を打ち始めたばかりの方、多面待ちを勉強したい方は必見です。
待ちの整理表に従って覚える?
冒頭で説明した「待ちは何種類か?」と「待ちの形は何牌の構成か?」という二つの基準をもとに、待ちの整理表を作成しましたのでご覧ください。
以降はこの整理表を使って説明を進めていきますが、まずはこの表の見方を説明します。
待ちの整理表の見方
例えば、以下のような手牌があるとしましょう。
この場合、待ちの種類はの2種類で、待ちの形()も2牌で構成されています。上の図ではパターンCに該当することになります。
なお、左上に凡例がありますが薄いオレンジが初心者向け、濃いオレンジが中級者向けです。
※実際には「待ちが6種類以上」や「待ちの形が8牌以上」の場合もありますが、出現率が非常に低いので割愛しています。
ではパターンAから順に待ちの紹介を始めます!
パターンA「待ちの形1牌」×「待ち1種類」
単騎待ち
基本的な待ちの形なので手短に説明します。以下のような4面子が完成していて雀頭が必要という場合や七対子の場合です。
⇒待ち(単騎待ち)
パターンB「待ちの形2牌」×「待ち1種類」
カンチャン待ち/ペンチャン待ち
基本的な待ちの形です。以下のような待ちの形が2牌(1面子が必要)で1種類待ちという場合です。
⇒待ち(カンチャン待ち)
⇒待ち(ペンチャン待ち)
パターンC「待ちの形2牌」×「待ち2種類」
カンチャン待ち/ペンチャン待ち
基本的な待ちの形です。以下のような待ちの形が2牌(1面子が必要)で2種類待ちという場合です。
⇒待ち(リャンメン待ち)
パターンD「待ちの形4牌」×「待ち1種類」
ここから変則的な待ちの形も出てきます。待ちの形4牌の場合は、1面子と雀頭を作る構成となります。
シャンポン待ち
こちらも基本的な待ちの形です。待ちの片方で刻子を作り、もう片方で雀頭を作るというパターンです。
⇒待ち(シャンポン待ち)
ノベタン待ち
数牌が4連続で並んだ形()が待ちとなるパターンです。両端の牌が待ち牌となります。ノベタン待ちと呼ばれます。
⇒待ち(ノベタン待ち)
亜リャンメン待ち
リャンメン待ちの派生形で、待ち牌が雀頭となっているパターンです。
⇒待ち(亜リャンメン待ち)
「1or9の暗刻」+「隣の牌」
(など)
単騎待ちとペンチャン待ちの両方が考えられる変則的なパターンです。
⇒待ち
他にはの形があります。
「2or8の暗刻」+「隣の1or9の牌」
(など)
こちらも単騎待ちとペンチャン待ちの両方が考えられる変則的なパターンです。
⇒待ち
他にはの形があります。
「数牌の暗刻」+「2つ隣の牌」
(など)
単騎待ちとカンチャン待ちの両方が考えられる変則的なパターンです。
⇒待ち
数牌の暗刻が絡む変則的な待ちは以下のページで詳しく解説しています。
パターンE「待ちの形4牌」×「待ち3種類」
ここからが3種類以上の待ち牌がある多面待ち/多面張の解説になります。
「2~8の暗刻」+「隣の牌(1と9は除く)」
(など)
単騎待ちとリャンメン待ちの両方が考えられる変則的なパターンです。
⇒待ち
他にはやなどのパターンがあります。
パターンF「待ちの形5牌」×「待ち3種類」
2面子を作る待ちの形になります。
2~8で連続した5牌
(など)
2種類のリャンメン待ちが考えられるパターンです。よく見かける3面待ちです。
⇒待ち
他にはやのパターンがあります。
このページで紹介した3面待ちについては、以下のページでも詳しく解説しています。
まとめ
このページでは、麻雀のルールをある程度理解した初心者向けに、多面待ちのパターンを紹介しました。
正直なところ、このページの内容さえ押さえてしまえば、待ちについて困ることは滅多にありませんが、
中級者向けの紹介についても気になる方は以下のページをご覧ください。
また、麻雀Stationでは待ちに関する様々なコンテンツを用意しています。