牌効率の基礎として、これまでは孤立牌の切り順やターツ効率について説明しました。
これらに加えて、牌効率の側面で押さえておくべき形があります。
上記のような二つのカンチャンをつなげた形をリャンカンといいます。
このリャンカンは実戦でもよく見かける形なので、このページで押さえておきましょう。
リャンカンとは二つのカンチャンをつなげた形
アガリのページで初心者向けの説明をしていますが、そもそもカンチャンとは順子の真ん中の牌を待っている形のことでした。
リャンカンとは、このカンチャンが二つつながった形です。
例えば、 という形はリャンカンになります。(一つ目のカンチャン)と(二つ目のカンチャン)がつながった形になっているからです。
リャンカン →カンチャン① 「」+カンチャン②「」
ちなみにリャンカンは全部で5種類です。
リャンカンは2種8牌の受け入れ
では、なぜリャンカンが牌効率として重要な形なのでしょうか?
ターツ効率での説明の通り、牌効率では面子になるための受け入れ枚数が重要なのですが、その点でリャンカンは受け入れ枚数が比較的多いからです。
というリャンカンの場合、の2種類の受け入れがあります。またそれぞれ牌数は4枚です。
リャンカンは2種8牌の受け入れということになります。
カンチャンやリャンメンとの牌効率の比較
では2種8牌の受け入れについて、カンチャンやリャンメンと比較しながら評価したいと思います。
カンチャンとの比較
カンチャンは1種4牌であるのに対して、リャンカンは2種8牌です。リャンカンの方が受け入れ枚数が多いことは一目瞭然ですね。
リャンメンとの比較
リャンメンと比較してみましょう。リャンメンもカンチャンと同様に2種8牌の受け入れです。
ところが、リャンメンを構成する牌は2枚(、)であるのに対して、リャンカンを構成する牌は3枚(、、)です。
何牌で構成されているか?という観点も踏まえると、リャンメンの方が少ない牌数で2種8牌の受け入れを確保できますので、牌効率的に優れていると考えられます。
今回説明したリャンカンは、実際の対局でもよく出てくる形です。リャンメンと同じ2種8牌の受け入れであることを意識するようにしましょう!