麻雀には様々な用語がありますが、「オタ風」という言葉を聞いたことはありますか?
このページでは、オタ風の意味、役ピンフ(平和)における使い方、符計算時のポイントについてわかりやすく解説しています。
オタ風(客風牌)の意味は役のつかない字牌
オタ風とは、役牌ではない字牌のことです。
そのためオタ風を刻子にしても、何も役はつきません。
たとえば、東1局であなたが南家だとしましょう。
その場合、役牌はですので、それ以外のがオタ風ということになります。
東1局 南家のケース
役牌 | 三元牌 | |
場風牌 | ||
字風牌 | ||
客風牌 |
ちなみに、オタ風は客風牌(コーフォンパイ、キャクフウハイ)とも呼ばれます。
平和(ピンフ)の役にもつながる?オタ風2枚の使い道
刻子にしても役にならない、ということでオタ風ですが、役牌にはない使い道があります。
それは平和(ピンフ)の雀頭にするという使い道です。
ここで改めて、平和(ピンフ)の役の条件を確認しましょう。
- 鳴いていないこと
- 4面子がすべて順子(123などの連番の組合せ)で構成されていること
- リャンメン待ち(78など)であること
- 雀頭が役牌(三元牌/場風牌/自風牌)ではないこと
この4つ目の条件が、まさにオタ風(客風牌)の定義と同じですね。
平和(ピンフ)の雀頭は数牌だけではなく、オタ風(客風牌)でも問題ないということです。
(この辺りが平和の役の条件で厄介なところではありますが…)
なお平和(ピンフ)について詳細を知りたい方は、下記のページをご覧ください。
➤ 【麻雀の役】平和(ピンフ)とは?初心者向けにわかりやすく解説
符計算におけるオタ風(客風牌)の扱い
ここまではオタ風の定義や平和(ピンフ)との役の関連性について説明してきました。
少し視点を変えて、符計算におけるオタ風の扱い方について説明していきたいと思います。
なお符計算方法を学びたい方は、下記のページが参考になります。
➤ 符計算の簡単な覚え方・やり方を麻雀プロがわかりやすく解説
オタ風が刻子(3枚)・槓子(4枚)の場合の符計算
符計算では5つのポイントがありますが、そのうち「面子構成」に関わります。
字牌の種類に関わらず、么九牌(1・9の数牌、字牌)は次の定義となっています。
- 明刻子:4点
- 暗刻子:8点
- 明槓子:16点
- 暗槓子:32点
役牌かオタ風かは関係ない、という点を押さえておきましょう。
オタ風が雀頭(2枚)の場合の符計算
符計算のポイントの一つ「雀頭の種類」に関わります。
ここでは、字牌が役になるかどうか?が重要で、役牌以外(つまりオタ風)は符の加点対象とはなりません。
オタ風の単騎待ち(1枚)やシャンポン待ちの符計算
符計算のポイントの一つ「待ちの形」に関わります。
上記の画像の通り、単騎待ちであれば2点、シャンポン待ちであれば0点となります。