麻雀の役の一つである「二盃口(リャンペーコー)」について、皆さんはどこまでご存知でしょうか?
端的に言えば、一盃口の形が二つあると二盃口という3飜役にレベルアップするイメージです。
役の条件はそこまで難しくありませんが、七対子との違いや優先度を押さえておくことも重要です。
このページでは二盃口について、わかりやすく解説していきます。
二盃口(リャンペーコー)はどのような役か?一盃口が二つある形
二盃口(イーペーコー)は麻雀の役の一種です。
以下の画像をご覧ください。
一盃口の形(門前で同じ構成の順子が二つ)が2パターン存在するとき、二盃口(リャンペーコー)という役がつきます。
上記の手牌の例では、
一盃口の形①:ピンズの順子が二つ存在
一盃口の形②:ソーズの順子が二つ存在
となっているため、二盃口の役がつきます。
また、一盃口と同様に門前(メンゼン)であることが条件となります。
二盃口は高い点数が狙える3飜役
ここまでは役の条件について説明しましたが、二盃口は何飜(なんはん)なのでしょうか?
答えは3飜役です。あと1飜で満貫に仕上がりますので、高い点数が期待できます。
ポイントは、「一盃口が二つある⇒2飜役」とはならない点です。
また他の3飜役は、「混一色(ホンイーソー、ホンイツ)」と「混一色(ホンイーソー、ホンイツ)」があります。
二盃口の確率は約0.04%!珍しい役といえる
二盃口はなかなか見かけない役という印象をお持ちの方も多いかと思います。
以下の統計データによれば、二盃口の確率は約0.04%です。
参考:雀魂牌譜屋
(2023年4月30日時点の雀魂 金の間の統計データ)
一盃口の確率は約4.4%ということからも、二盃口は珍しい役であることが見て取れます。
二盃口と七対子(チートイツ)を徹底比較
二盃口は七つの対子があるとも解釈できるため、七対子(チートイツ)の役と混同しがちです。
ここからは、二盃口と七対子の違いや優先順位について、解説していきます。
二盃口と七対子の違い
改めて、七対子の役の条件を振り返ります。
手牌が対子7種類で構成されるとき、七対子(チートイツ)という役がつきます。
※アガリ形の構成(4面子1雀頭)から逸脱する特殊役です。
七対子はどのような対子でも7種類そろえることができれば、役として成立します。そのため、4面子1雀頭の原則に従っていない特殊役となります。
ちなみに、七対子以外の特殊役は国士無双だけです。
一方で、二盃口は「一盃口の形が二つ存在する」というのが条件であり、あくまで手牌構成としては4面子1雀頭と解釈します。
二盃口と七対子は両立するのか?どちらかが優先されるのか?
二盃口と七対子の両立性や優先度について、結論からお伝えしますと下記の通りになります。
- 二盃口と七対子は両立しない(役としてダブルカウントされない)
- 高め取りのルールに基づき、二盃口が優先される
高め取りというルールを理解する必要があり、気になる方は下記のページをご覧ください。
➤ 麻雀の高め取りとはどのようなルールか?具体例でわかりやすく解説
その他の役一覧
その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。