「麻雀を始めたいけどルールが複雑で難しそう…」というイメージをお持ちの方、多いのではないでしょうか?
こちらページでは、麻雀初心者向けに、簡単に、わかりやすくルールを説明しています。
麻雀を全く知らない方もご安心ください。なるべく専門用語を避け、図や具体例をたくさん取り入れることで、分かりやすさを追求しています。
麻雀の基本的なルールは一通り説明していきますので、こちらのページを読み終えれば、麻雀を楽しむことができるようになります!
【基本ルール①】麻雀は4人のパズル競争を勝ち抜き、勝利を目指すゲーム
麻雀は4人で行うゲームで、最も多くの点数・ポイントを獲得したプレイヤーが勝者となります。
ポイントを獲得するためには、麻雀牌(マージャンパイ、トランプに似ている)を使ったパズルのスピード競争を勝ち抜く必要があります。
麻雀牌のイメージ
麻雀牌(マージャンパイ)とは何か?
ということで、まずは、
「麻雀牌(マージャンパイ)とは何か?どのような種類があるか?」
から理解していきましょう。
トランプで言うところの、カードの意味・役割を理解することに等しいので、ルールを理解する上での出発点となります。
麻雀牌(マージャンパイ)はトランプのカードと似ていて、絵柄と数字の考え方を持ちます。
トランプカードは、4つの絵柄(ハート・クローバー・スペード・ダイヤ)、1-13の数字(エース~キング)で構成されていますね。
麻雀牌は全部で34種類あり、大きく萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)・字牌(じはい)に区分されます。
詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
麻雀牌を組み合わせよう!面子(メンツ)や雀頭(ジャントウ)の解説
麻雀牌(マージャンパイ)を覚えたところで、次はその麻雀牌を“どのように組み合わせて、パズルを組み立てていくか?”を理解していきましょう。
冒頭で簡単に触れたように、麻雀には”パズルゲーム”の要素がありますので、パズルの組み立て方も、初心者が押さえておくべき重要ポイントとなります。
(一般利用もされている“面子(メンツ)”という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?)
麻雀牌は、基本的には「3枚で1セット」または「2枚のペア」という形で組み合わせていきます。
- 3枚で1セット:、 など
⇒これを面子(メンツ)といいます - 2枚のペア:、 など
⇒これを雀頭(ジャントウ)または対子(トイツ)といいます
ただし、3枚や2枚であればどんな組み合わせ方でもOKというわけではなく、決められたルール・条件に従う必要があります。
そのルール・条件の一つに、”123″という数字の連番に従うというものがあり、これを順子(シュンツ、メンツの1種)といいます。
[順子(シュンツ)の例]成立・不成立パターン
他にも、”666″と同じ数字を並べる等の条件があります。
詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
パズルの完成形「4面子1雀頭」を覚えよう
ここで、パズルの完成形についても説明しておきます。
前述の面子(メンツ、3枚1セット)を4つ、そして雀頭(ジャントウ、2枚ペア)を1つ完成させることが、パズルのゴールです。
後ほども説明しますが、このパズルの完成のことを、アガリ(和了)ともいいます。
詳しく知りたい方は、下記ページの後半パートをご覧ください。
ここまでの解説で、「麻雀牌とは何か?それをどのように組み合わせていくのか?」を説明してきました。
ここからは、「ゲームが始まり、各プレイヤーはどのようにパズルゲームを進めていくのか?」に焦点を当てていきたいと思います。
【基本ルール②】ツモ・ポン・チーを駆使する!麻雀パズルの進行方法
ゲームが開始すると、各プレイヤーには13個の麻雀牌(マージャンパイ)がランダムに配られます。
ランダムに配られるので、基本的にはバラバラの状態です。
このようなバラバラの状態から、各プレイヤーはパズルの完成を目指すわけですが、大きく2つの方法「ツモ」「鳴き(ポン・チー)」があります。
パズルを進める基本「ツモ」とは?
「ツモ」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
基本的には、「ツモ」という方法を使って、パズルを進めていくことになります。
※実はこの「ツモ」、色々な意味合いを持つのですが、追々理解していきましょう。
ツモとは、新しく牌を手に入れることを意味します。
裏返しで積まれている牌山(はいやま)と呼ばれる場所から牌を取るため、何の牌が来るかは分かりません。
ツモった後(新しく牌を入手した後)は、自分の手(手牌)から好きなものを選んで手放します。
※手放すことは、捨てる、切るともいいます。
つまり、牌を入手する(ツモ)、手放す(捨てる/切る)の交換作業を行うイメージで、この動作を各プレイヤー反時計回りに順番で回していきます。
詳しく知りたい方は、下記ページの前半パートをご覧ください。
「鳴き」でもパズルを進めることが可能!ポン、チーとは?
一方で、上記の牌の交換作業(ツモ/捨てる)以外にも、他のプレイヤーが捨てた牌を使いながら、パズルを進めることができます。
このアクションを「鳴き」といい、具体的にはポン、チー、カンの3種類があります。
※カンは複雑なアクションであるため、本ページでは説明対象外としています。
「ポン」は刻子(コーツ、のような同じ牌で構成される面子)を作るためのアクションです。
「チー」は順子(シュンツ、のような連番の面子)を作るためのアクションです。
これらの鳴きのやり方は、以下の3つのステップがあります。
- 「ポン(またはチー)」と発声する!
- 相手が捨てた対象の牌を手に入れて、他のプレイヤーにどんな面子(メンツ)ができたかを見せる/晒す
- 自分の手牌から好きな1枚を選んで捨てる
詳しく知りたい方は、下記ページの後半パートをご覧ください。
改めてにはなりますが、麻雀は「ツモ」でパズルを進めていくのが王道です。
まずはしっかりと「ツモ」を理解・習得し、慣れてきたら鳴き(ポン、チー)にもチャレンジするという覚え方をお勧めします。
麻雀パズルが完成するとアガリ(和了)!
ここまで説明してきた「ツモ」や「鳴き」を駆使すると、徐々に面子(メンツ)や雀頭(ジャントウ)が出来上がり、パズル完成に近づいてきます。
麻雀パズルの完成とは、4つの面子と1つの雀頭が出来上がることで、これはアガリ(和了)とも呼ばれます。
(”アガリ”という言葉は、他のゲームでも”手が揃って勝つ”という意味があったり、仕事を”あがる(終える)”と使われたりするかと思います)
このアガリ(パズルの完成)ですが、実は大きく2パターン存在します。
「ツモ」の他に「ロン!」という言葉、聞いたことはありませんか?
先ほどは、麻雀牌を新しく手に加える方法としての「ツモ」を説明しましたが、このツモの牌でアガリ(パズルの完成)となるとき、「ツモアガリ」といいます。
アガリが成立したときには、「ツモ!」と発声するようにしましょう。
一方で、他のプレイヤーが捨てた牌でアガリとなるとき、「ロン!」と発声することで「ロンアガリ」が成立します。
詳しく知りたい方は、下記ページの前半パートをご覧ください。
また、あと1牌でパズルが完成する(アガリになる)という状態のことを、テンパイ(聴牌)といいます。
このテンパイですが、アガリとなる牌を”待っている”状態と言い換えることもでき、
「どんな牌を待っているか?」という待ちの基本形を押さえておくことも重要です。
初心者のよくある悩みに、「テンパイ(あと1牌でパズル完成)の状態か良く分からない…」というものがあります。
ここで説明する待ちの基本形は、その悩みの一助となることでしょう。
待ちの基本形は全部で5つあります。
詳しく知りたい方は、下記ページの後半パートをご覧ください。
【基本ルール③】麻雀では”役(やく)”が必須!役とは一体…?
ここまで麻雀牌を使ってパズルを完成させることを中心に解説してきましたが、
実はただ形を完成させる(つまり4面子1雀頭を揃える)だけではアガリとは認められないのです。
(説明のわかりやすさを重視し、この話を後回しにしたことをお許しください。。。)
アガリ(和了)には役(やく)が必須
パズルの完成に加えて、規定の条件を満たす必要があり、この条件のことを「役(やく)」といいます。
具体的な内容を知りたい方は、下記をご覧ください。
特定の牌の組み合わせや条件のことを役(やく)といいますが、言葉上の定義だけでは理解が難しいところですので、具体例で見てみましょう。
たとえば、「タンヤオ」と呼ばれる役の条件は、2-8の数牌のみを使ってパズルを完成(4面子1雀頭)させることです。
役について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
では、麻雀の役は全部でいくつあるのでしょうか?
基本的な役はその数なんと…全35種類です。
「そんなに多くては覚えきれない!」という方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。
役は全て覚えなくても麻雀はプレイできます。
「初心者おすすめの役」をまとめていますので、まずはこれらから覚えてみましょう。
全ての役を見てみたい方は、下記ページをご覧ください。
【基本ルール④】念願のアガリ!さて点数はどう決まるのか?
“役(やく)”が付いた状態でパズル(4面子1雀頭)が完成し、アガリが成立!
こうなれば、あなたは点数を獲得することができ、勝利に1歩近づきます。
さて、アガリによって肝心の点数はどのくらい貰えるのでしょうか?
いくつか押さえるべきポイントがありますが、正直なところ初心者の方は余力があれば覚えるくらいでOKです。
(というのも、麻雀ゲーム・アプリでは、自動的に点数を計算してくれるからです)
初心者が押さえるべき3つのポイント!ドラについても解説
ちなみに「ドラ」と呼ばれる麻雀用語も、この点数に関わってきます。
簡単に言うと、ドラは点数アップに直結するボーナス牌のことです。
基本的に麻雀の点数は、以下の3つのポイントで決まります。
- 飜数(ファン/ハンスウ)はいくつか?(役は何か+ドラはいくつか)
- 自分の役割は?(親か子か)
- アガリパターンは?(ツモアガリかロンアガリか)
これらのうち、1の飜数と呼ばれる概念が最も重要で、
「難しい・珍しい役ほど高得点になる」
「ドラと呼ばれるボーナス牌を使うと高得点になる」
という性質を持っています。
詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
➤ ドラを使って点数を高くしよう!麻雀初心者向けにわかりやすく解説
一方で、厳密な点数計算では「符計算」と呼ばれる計算方法を習得する必要がありますが、こちらは中級者以上の方向けのコンテンツとして紹介しています。
【基本ルール⑤】最後にゲーム全体の流れを理解しよう
いよいよ、麻雀のルール説明も終盤です。
ここまでご覧いただいた方は、麻雀のゲームを一通りプレイできるようになっています。
(麻雀ゲーム・アプリであれば、ある程度楽しめるレベルになっているかと思います。)
麻雀のゲーム開始~勝者決定までの一連の流れ
残りのパートで、「ゲームがどのように始まり、何回スピード勝負を行い、最終的に勝者が決まるのか?」といったゲーム全体の流れ・進め方を理解しましょう。
麻雀のゲーム・試合全体を半荘(はんちゃん)と言い、この半荘を8つに分割した単位を局(きょく)と言います。
この図に記載されている親とは何か?
そして局はどのように移っていくのか? など
気になる方は下記ページをご覧ください。
冒頭で「麻雀はパズルゲームのスピード競争である」と説明した所以は、誰かのアガリが発生したら、各プレイヤーのパズルの進行はリセット・再スタートするところにあります。
勝利に向けては、一番最初にアガルことが極めて重要になりますので、スピード競争の側面を持つのです。
一方で、時間のかかる難しい・珍しい役の方が点数が高い側面があります。
そのため、最初にビジョン・戦略を打ち立てて、状況に応じて柔軟に軌道修正を行い、高得点・スピードのバランスを取っていくか?というのが麻雀の醍醐味だったりするのです。
初心者向け麻雀ルール解説のまとめ
こちらのページでは、麻雀の基本的なルールについて、なるべく簡単に、分かりやすく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
比較的イメージしやすい箇所、複雑で難しい箇所、人によって様々な印象をお持ちかと思います。
麻雀のルールは、座学・机上で覚えつつ、実際にプレイしてみることがとても重要です。
最初からルールを完璧に覚える必要はなく、とりあえず麻雀を始めてみて、楽しみながらルールの理解を深めていく。そんなスタンスで全く問題ありません!
その際、こちらのページは復習としても役立つかと思います。
皆さんの麻雀ライフの一助になれることを祈っています。
その他の麻雀ルールについて
最後に、こちらのページで取り上げられなかった、他のルールについてまとめておきます。
全部を理解せずとも、麻雀はプレイすることができます!