麻雀の難しい待ち【2種類待ち】では、2種類の待ち牌があるパターンについて、複雑な待ちを基本的な待ちの形に分解し、待ちを分かりやすくする方法を説明しました。
このページでは、3種類の待ち牌があるパターンの中でも比較的見られる機会が多いパターンついて説明します。
複雑な待ちの形(3種類待ち)Part1
ケース① 数牌5枚の連続形(三面張)
数牌5枚の連続形(など)のケースについて説明します。以下の画像をご覧ください。 こちらの手牌はで2面子+1雀頭が完成しており、残りの2面子はを使って構成されそうです。
待ちに関連するについて、リャンメン待ちの取り方によって以下の2パターンに分解することができます。
パターン①
をリャンメン待ち、を1面子とする
→待ち
パターン②
を1面子、をリャンメン待ちとする
→待ち
パターン①・②でリャンメン待ちの牌が変わります。従ってこの手牌は待ちとなります。
といった数牌5枚の連続形の待ちを三面張(サンメンチャン)といいます。よく見かける形なので覚えておきましょう。
ケース② 単騎待ちが3種類
単騎待ちが3種類あるケースについて説明します。以下の画像をご覧ください。
こちらの手牌はで2面子完成しており、残りの2面子+雀頭はを使って構成されそうです。
待ちに関連するについて、どこを雀頭とするのかによって以下の2パターンに分解することができます。
パターン①
を雀頭とし、を2面子とする
→単騎待ち
パターン②
を1面子、を雀頭、を1面子とする
→単騎待ち
パターン③
を2面子、を雀頭とする
→単騎待ち
パターン①~③の通り、雀頭すなわち単騎待ちの取り方によって待ち牌が3種類あります。
従ってこの手牌は待ちとなります。
ケース③ 単騎待ち+リャンメン待ち
単騎待ち+リャンメン待ちのケースについて説明します。以下の画像をご覧ください。
こちらの手牌はで3面子完成しており、残りの1面子+雀頭はを使って構成されそうです。
待ちに関連するについて、の扱い方によって以下の2パターンに分解することがです。
パターン①
を雀頭とし、をリャンメン待ちとする
→待ち
パターン②
を1面子、を雀頭とする
→単騎待ち
パターン①ではを雀頭として扱うのに対して、パターン②ではを1面子として扱います。麻雀の難しい待ち【2種類待ち】でも説明したように、暗刻を分解します。
従ってこの手牌は待ちとなります。
ちなみにこの手牌はでアガると「ピンフ」、でアガると「タンヤオ」、でアガると「タンヤオ+ピンフ+三色同順」の役になります。このようにアガリ牌によって点数が変わることは多々あるので、点数計算は注意しましょう。
ケース④ シャンポン待ち+リャンメン待ち
シャンポン待ち+リャンメン待ちのケースについて説明します。以下の画像をご覧ください。
こちらの手牌はで2面子完成しており、残りの2面子+雀頭はを使って構成されそうです。
待ちに関連するについて、の扱い方によって以下の2パターンに分解することができます。
パターン①
を1面子、を雀頭とする
→待ち
パターン②
を1面子、のどちらかを雀頭
→待ち
パターン①ではリャンメン待ち、パターン②ではシャンポン待ちとなります。
従ってこの手牌は待ちとなります。一見、字牌のは雀頭に見えますが、シャンポン待ちに絡むという点に注意が必要です。
まとめ
このページでは、3種類の待ち牌があるパターンの中でも比較的見られる機会が多いパターンついて説明しました。以下にまとめておきます。
ケース③・④に登場する暗刻に関しては、2パターンに分解することが重要です。
多面待ちの練習問題
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