このページでは、麻雀のアガリで必要となる”役(やく)”について説明します。
ここまで、麻雀牌とは何か?そして麻雀牌をどのように組み合わせてパズルを進めるのか?を中心に解説してきましたが、
麻雀であがるためには、パズルの完成だけではなく、今回解説する”役”が必ず求められます。
解説に加えて、初心者におすすめの代表的な役もいくつか紹介しています。
役(やく)とは何か?初心者向けに解説
麻雀における役(やく)とは「特定の牌の組み合わせや条件」のことです
ここまでパズルを完成させること=アガリと説明してきましたが、実はパズルを完成させるだけでなく、この役がないとアガリとはならないのです。
抽象的な表現で理解が難しいと思いますので、具体例で見ていきましょう。
役の解説補足:混一色(ホンイーソー)と呼ばれる役の例
例①をご覧ください。こちらの手牌は萬子と字牌のみで構成されています。
麻雀には混一色(ホンイーソー)という役があり、その条件は「ある1色+字牌で構成されていること」です。例①の手牌はその条件を満たしてますので、混一色という役がつきます。
役の解説補足:三色同順(さんしょくどうじゅん)と呼ばれる役の例
例②をご覧ください。こちらの手牌は萬子・筒子・索子の3色でそれぞれ123の連番で構成された順子があります。
麻雀には三色同順(さんしょくどうじゅん)という役があり、その条件は「同じ連番の3色の順子が存在すること」です。例②の手牌はその条件を満たしていますので、三色同順という役がつきます。
このようにある特定の条件を満たすことで役がつき、アガることができるようになります。
役って難しそうで不安?”リーチ”という超万能な役がある!
「役がないとあがれない?パズルを完成させるだけではダメなの?」と感じた方も多いか思いますが、ご安心ください。
麻雀にはリーチという役があり、この役の条件は「門前(鳴いていない状態)でテンパイ(あと1牌であがれる状態)していること」です。
つまりどんな手であっても、鳴いてさえいなければリーチという役をつけられるのです!
そのため、まず初心者の方は役を意識せず、テンパイの状態まで仕上げてリーチをすることを目指しましょう。
【初心者おすすめ】代表的な役の紹介
では、麻雀における役は全部でいくつあるのでしょうか?
基本的な役はなんと…全35種類です。
「そんなに多くては覚えきれない!」という方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。役は全て覚えなくても麻雀は打てます。
というのも、35種類の中にはほとんど出ない役も含まれており、よく出る役さえ覚えておけば麻雀は楽しめるのです!
(私は10年以上麻雀をしていますが、見たことすらない役もあります。)
これさえ覚えておけば大丈夫!という初心者の方向けの役を以下にまとめておきますので、まずこの5つを覚えてみましょう!
※5つ以外の役も見てみたい方は、以下の役一覧ページをご覧ください。
代表役①:リーチ
門前(めんぜん、鳴きを使用していない状態のこと)時にテンパイを入れたとき、以下の手順でリーチという役をつけることができます。
①リーチと発声する
②リーチ宣言牌(リーチ時に捨てる牌)を横に曲げる
③場に1,000点棒を出す
※リーチ後は手牌を変えることができなくなります。
詳しい内容は、リーチの特徴・条件の解説をご覧ください。
代表役②:ツモ
門前(めんぜん、鳴きを使用していない状態のこと)でツモアガリをしたとき、ツモという役になります。
代表役③:平和(ピンフ)
門前(めんぜん、鳴きを使用していない状態のこと)時に以下の3つの条件を全て満たすとき、平和(ピンフ)という役がつきます。
・4面子全てが順子で構成されている
・リャンメン待ちである
・雀頭が役牌(三元牌/場風牌/自風牌)ではない
平和について詳しく知りたい方は、平和の解説ページをご覧ください。
※平和は麻雀の基本的な役ですが、3つ目の雀頭の条件が難しいので、初心者の方は余裕があれば覚えましょう。
代表役⑤:飜牌(ファンパイ)・役牌(やくはい)
三元牌/場風牌/自風牌で構成される面子があるとき、飜牌(ファンパイ)または役牌(やくはい)と呼ばれる役がつきます。
※三元牌/場風牌/自風牌とは、字牌の種類のことでした。詳細は以下のページをご覧ください。
役の解説まとめ
今回は、麻雀のアガリの肝である”役”について解説してきました。いかがでしたでしょうか?
役について押さえるべきポイントをまとめておきます。
結局、役とは何か?4行で簡単にまとめます
- 麻雀での役とは、特定の牌の組み合わせや条件のこと
- アガリの形(4面子1雀頭)が完成していても、役がないとアガれない
- 全部で35種類の役が存在するが、全てを覚える必要はない
- まずはリーチ等の代表的な役を覚え、麻雀のプレイを通して他の役を徐々に覚えるのが良い
また今回説明した役については様々な難易度があり、役が難しいほど得点は高くなる傾向にあります。
ということで、続いては麻雀の点数について解説していきたいと思います。