麻雀で「ツモ」という言葉は聞いたことがありますか?

“ツモ!”と声を出すイメージがあるかと思いますが、実はツモには用語・ルールとしての意味と、役としての意味があります。

こちらのページでは、ツモの意味やツモ順・ツモ切りの用語解説に加えて、役としての「ツモ」も紹介しています。

麻雀用語のツモについて

ツモの意味・イメージを図で解説

ツモとは、新しい1牌を引く(自分の手に加える)ことを言います。牌山(はいやま)と呼ばれる裏返しの牌が積みあがっている部分から牌を引くため、何の牌が来るかは分かりません

牌を引いた後は自分の手牌が1牌増えている状態なので、引いてきた代わりに何か1牌を捨てる(切る)必要があります。

結果的に新しく牌を引き、何かの牌を捨てるという牌の交換を行っていることになります。完成形に必要な牌を集め、不要な牌を捨てるという交換を繰り返していくことで、徐々に完成形に近づけるのです。

ツモと捨てる

ツモ順とはどういう意味か?

牌をツモる・捨てるという行為は、各プレイヤー順番に行われます。順番は反時計回りです。

これをツモの順番ということで、「ツモ順」といいます。

ツモの順番

ツモ切りとは

ツモのあと(牌を引いたあと)、自分の手の牌と必ず入れ替えなければならないというルールはありません。

そのため、ツモった牌をそのまま捨てる(切る)ことも可能です。

これをツモ切りといいます。

参考までに、ツモった牌と入れ替えた場合は「手出し」といいます。

麻雀の役としての「ツモ」とは

このようなツモですが、麻雀の役としての「ツモ」が存在しますので、以降で解説していきます。

役「ツモ」の条件

門前(メンゼン)でツモアガリをしたとき、ツモという役になります。

アガリの形や牌の種類に問わず、アガリ牌をツモることができれば役「ツモ」は成立します。

非常にシンプルな条件ですが、門前が前提ですので、ポン・チー等と鳴いた場合には、たとえツモアガリでも役の「ツモ」はつきません。この点だけ注意が必要です。

役「ツモ」の確率は約19%

統計データによれば、一発の確率は約19.1%です。出現率の高い役といえます。

参考:オンライン対戦麻雀 天鳳/ランキング
(2023年4月5日時点の一般卓の統計データ)

ちなみにですが、ツモはその役の条件上、リーチとセットで発生することが多いのが特徴です。

門前でテンパイしている状態ではリーチをかけることが多く、リーチで相手がおりている間に、自分がツモアガリする(そしてツモという役もつく)というイメージです。

加えて、リーチ+ツモで「リーヅモ」と略すのが一般的です。略称があるくらい、頻出する役の組み合わせということでしょう。

その他の役一覧

その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。

麻雀の役一覧【イラスト形式なので簡単でわかりやすい】

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