牌効率(はいこうりつ)とは、「手牌の中で、どれを切れば最短でテンパイにたどり着くか」という効率のことを指します。
このページでは、初心者の方にも分かるように具体例を使いながら牌効率の基礎を説明します。
特に「手牌の中でどれを切れば良いか分からない…」という状況になることが多い初心者の方は必見です。
なお牌効率の基礎ついては、下記シリーズとして解説しています。
➤ 【牌効率を学ぶ④】カンチャンとペンチャンはどちらを残す?
牌効率とは?効率良く面子・雀頭を作ること
冒頭でも簡単に説明しましたが、牌効率(はいこうりつ)とは「手牌の中で、どれを切れば最短でテンパイにたどり着くか」という効率のことを指します。
と言われてもいまいちピンと来ませんよね。。。もう少し詳しく説明します。
テンパイとは、アガリまで必要な牌数が1牌の状態のことでした。
そしてアガリとは、役がある状態で面子(3牌のセット)を4つ、雀頭(同じ牌のペア)を1つ完成させること完成させることでしたね。
※テンパイやアガリについては以下のページをご確認ください。
以上のことを整理すると…牌効率が意味するのは効率良く面子・雀頭を作ることなのです。
「牌効率に従って打つ」という言葉はよく使われますが、これは「面子や雀頭を作る効率を重視して牌を切ること」ということを意味します。
牌効率の基礎①:孤立牌から切るのが超基本
さて、効率良く面子・雀頭を作るためにはどうすれば良いのでしょうか?
その疑問に答えるために、ここからは牌効率の基礎について説明します。
面子の作りやすさという観点が重要となってきます。
というのも雀頭は同じ牌のペアを1つ作ればいいので、自然と手牌の中で完成することが多いですが、面子は3牌のセットを4つ作らなくてはならないので効率良い選択が重要なのです。
ではまずは以下の手牌をご覧ください。皆さんなら何を切りますか?
こちらの手牌、牌効率ではやを切ることが正しい選択となります。
面子の作りやすさという観点で考えてみましょう。
やから面子を作るためにはあと2牌必要で面子にはなりづらい牌といえます。
例えばを使って面子を作る場合は、・を引いてくるか、を2牌引いてくる必要があります。
このような塔子(ターツ、残り1牌で面子が完成する組み合わせ)になっていない牌を孤立牌(こりつはい)といいます。
それに対して、・といった塔子(ターツ)は残り1牌で面子を作ることができます。
つまり、孤立牌は塔子に比べて面子を作りづらいということです。
そのため面子を早く・効率良く作るためには、面子になりづらい孤立牌を優先的に切るべきという結論になります。
この考え方は非常に重要なので是非覚えておきましょう。
特に配牌の直後で手牌がバラバラのときは、まず孤立牌を切るように心がけると良いでしょう。
牌効率の練習問題:孤立牌を見つける
ではここで簡単な練習問題をやってみましょう。
こちらは配牌直後の手牌ですが、どの牌が孤立牌になりますか?
塔子を作ることができない牌を探せばOKです。
の5牌が孤立牌という結果でした。
「これだけ孤立牌があったらどれを切れば良いのか分からない…」と悩む方も多いかと思います。
そんな方のために、続いての牌効率の基礎②では孤立牌の中でどれを切るべきなのかについて説明しています。
まとめ:面子になりづらい孤立牌を優先的に切るべし
牌効率について復習しますと、牌効率とは「手牌の中で、どれを切れば最短でテンパイにたどり着くか」という効率のことでした。
そしてこのページでは、牌効率の基本的な考え方である「孤立牌を優先的に切る」について説明しました。
孤立牌は塔子に比べて面子になりづらいということが理由です。
そのため初心者の方は切る牌の選択に迷った場合は、他のどの牌とも離れていて関連していない牌を切るということを心がけましょう!
さてここで気になってくるのが、孤立牌の中でもどの牌を優先して切れば良いのか?ということですが、それについては以下のページで解説しています。