初心者も覚えやすい麻雀の役の一つである「一気通貫(イッキツウカン)」。
“イッツー”とも呼ばれるこの役の条件や確率、そして鳴いた場合はどうなるか?について、わかりやすく解説していきます。
ちなみに一気通貫はビジネスシーンで使われることもあります。
一気通貫(略称:イッツー)とはどのような役か?
まずは一気通貫の条件について解説します。
以下の手牌をご覧ください。
同じ色で「123」「456」「789」の3種類の順子が存在するとき、一気通貫(イッキツウカン)という役がつきます。こちらの手牌には、筒子(ピンズ)で「」「」「」の3種類の順子があります。
少し砕いて解釈しますと、「1~9までキレイに数字が揃っている」ということですね。
条件がシンプルであるため、初心者にとっても覚えやすい役かと思います。
萬子(マンズ)の場合:
筒子(ピンズ)の場合:
索子(ソーズ)の場合:
ちなみに、一気通貫は”イッツー”と略されることが多いです。
一気通貫の確率は約1.56%!三色同順よりは珍しい役
以下の統計データによれば、一気通貫の確率は約1.56%です。
参考:雀魂牌譜屋
(2023年5月9日時点の雀魂 金の間の統計データ)
なお同じ2飜役である三色同順の確率は約3.11%で、一気通貫より2倍ほど確率が高いということになります。
この差分について、一気通貫は前述の3パターンであるのに対して、三色同順は”123″ , “234” , “345” , “456” , “567” , “678” , “789”の7パターン存在することが一つの要因と考えれます。
一気通貫は2飜役!ただし鳴いた場合は食い下がり
一気通貫は2飜役で、鳴いても役は成立します。
役の条件で順子が必要となるので、鳴く場合は”チー”が基本となります。
ただし、鳴いた場合は1飜役に食い下がりとなるため注意しましょう。
※食い下がりとは、鳴きによって役の飜数が下がることです。
ビジネス用語としての”一気通貫”の意味
ここからは余談になりますが、麻雀用語の“一気通貫”はビジネスシーンでも使われることがあります。
(かく言う私も、仕事で時々耳にします)
「最初から最後まで一貫して」「ワンストップで」という意味合いで使われることが多いですね。
一気通貫の役の条件を理解いただけた方であれば、ニュアンス的には整合を取れているように感じられるのではないでしょうか?
その他の役一覧
その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。