麻雀において、後付けという用語を聞いたことがあるでしょうか?

後付けとは、役が確定する鳴きを後から行うことで、特に役牌バックという後付けを利用した戦術は非常に有効的です。

本ページでは、後付けの意味そして役牌バックの活用方法・注意点を詳しく解説します。

麻雀ルールの後付けとは

麻雀ルールに関する用語の後付けとは、役が確定する鳴きを後から行うことです。

バックとも呼ばれることがあり、“役牌バック”という言葉であれば、聞いたことがある方もいることでしょう。

ちなみに麻雀ルールで”ありあり“という用語がありますがが、2番目の”あり”が「後付けあり」を意味します。1番目の”あり”は「喰いタンあり」です。

バック仕掛けや役牌バックについて

後付けで鳴きを始めることをバック仕掛けとも呼びますが、とりわけ役牌に関する後付けの仕掛けは役牌バックといいます。

具体的には役牌バックとは、役牌(自風牌、場風牌、三元牌)以外のターツ(塔子)から鳴いて、後から役牌を鳴く(あるいは役牌でアガル)ことです。

アガリのスピード勝負の場面などで、非常に有効的な戦術となります。

役牌バックの活用方法・具体例

では具体例に基づいて、役牌バックの活用方法を解説したいと思います。

 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国

ここで他家から出た三筒:麻雀王国をポンして、北:麻雀王国を切ります。

 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国西:麻雀王国 [ポン]三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国

こちらの三筒:麻雀王国ポンがいわゆるバック仕掛けとなります。

現時点では役なしですが、後ほど發:麻雀王国のポン/ロン/ツモによる役牌の役成立を目指します

 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国 [ポン]三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国 發:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国
 ⇒發:麻雀王国をポンして五筒:麻雀王国八筒:麻雀王国待ち

 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国 [ポン]三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国 [チー]五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国 
 ⇒五筒:麻雀王国をチーして、一索:麻雀王国發:麻雀王国待ち(發:麻雀王国のみ役あり)

役牌バックの注意点:同巡フリテンでのロンアガリ

一方で、役牌バックには注意点があります。

それは、同巡フリテンでのロンアガリになります。

先ほどの以下の手牌を振り返ると、一索:麻雀王国では役なしになりますので、たとえば下家が一索:麻雀王国を切った同順に上家が發:麻雀王国を切った場合、同順フリテンとなるので發:麻雀王国のロンアガリができません。

 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国 [ポン]三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国 [チー]五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国 
 ⇒五筒:麻雀王国をチーして、一索:麻雀王国發:麻雀王国待ち(發:麻雀王国のみ役あり)

同巡フリテンについては、以下のページをご覧ください。

麻雀のフリテンについてプロが徹底解説!