麻雀の点数を覚えるのに苦労する方は多いのではないでしょうか?
何パターンもの点数があるため、点数表をただ丸暗記するのは大変ですが、実はちょっとした覚える方法やコツがあるのです。
このページで紹介しますので、参考にしてみてください!
※このページでは”符”が登場します。ピンと来ない方は、下記ページをご覧ください。符を使わない初心者向けのざっくり点数計算を紹介しています。
点数表を全て覚える必要はない?出現頻度を考える
麻雀の点数表は以下のように、「符」と「飜数」で整理されているのが一般的です。
子の点数表
これに加えて親の点数表もありますので、かなりのボリュームですね…
しかし対局を楽しむという意味では、そもそも点数を全て覚える必要はありません。
というのもレアケースでしか出ない点数も存在し、それらは覚えなくても対局にほとんど支障はないからです。役満よりも出現頻度が低い点数のパターンもあります。
裏返しになりますが、出現頻度の高い点数を覚えておけば大丈夫ということになります。
では、どの点数を覚えれば良いのでしょうか?
結論からいうと、20符、25符、30符、40符、70符になりますが、以降のパートで解説させていただきます。
最低限覚えておくべき点数
まずは最低限覚えておくべき点数について説明します。
20符の点数(平和・ツモ系)
20符のあがりは、全て「平和・ツモ」の役がつきます。
たとえば、子が「リーチ・平和・ツモ・ドラ1」をあがった場合、4飜20符なので1,300/2,600の点数申告となります。
25符の点数(七対子系)
25符のあがりは、全て「七対子(チートイツ)」の役がつきます。
たとえば、子が「タンヤオ・七対子」をあがった場合、3飜30符なので3,200点です。
30符、40符の点数
30符、40符のあがりも非常によく出てきます。皆さんも実感があるのではないでしょうか?
ここで紹介した20符~40符までの点数のパターンは必ず押さえておきましょう。
符計算に自信のない方は、以下のページをご覧ください。
続いては、50符と60符について説明したいと思いますが…
実はここまでで登場した25符と30符の点数を覚えていれば、50符と60符の暗記は不要です。
「1飜増やし、符を半分にすると同じ点数になる」という覚え方
唐突ですが、麻雀の点数計算の裏側には基本点という考え方があり、この都合上「1飜増やし、符を半分にすると同じ点数になる」という性質があります。
※この基本点を知らなくても点数計算に全く問題はないので、気になる方だけご確認ください。
逆に、「1飜減らし、符を倍にすると同じ点数になる」という関係性も成り立ちます。
具体的にどういうことでしょうか?点数表で確認していきましょう。
25符(七対子)の点数から50符の点数が分かる
オレンジ色で強調された部分に注目してみます。たとえば、2飜50符と3飜25符の点数が同じ3,200点になっていますね。
2飜50符に対して、1飜増やし(2飜→3飜)、符を半分(50符→25符)にした結果は3飜25符で、両者の点数は同じになっていることが分かります。
このケースに限らず、50符の点数は25符の点数から簡単に計算できてしまうのです!
子のロンアガリの場合
1飜50符→2飜25符(1,600点)
2飜50符→3飜25符(3,200点)
3飜50符→4飜25符(6,400点)
この関係性だけ押えておけば、50符の点数を覚える必要はありません。
30符の点数から60符の点数が分かる
同様に、60符についても確認してみましょう。
オレンジ色で強調された部分に注目してみます。たとえば、2飜60符と3飜30符の点数が同じ3,900点になっていますね。
その他のケースも確認してみると
子のロンアガリの場合
1飜60符→2飜30符(2,000点)
2飜60符→3飜30符(3,900点)
3飜60符→4飜30符(7,700点)※切り上げ満貫
この関係性だけ押えておけば、60符の点数も覚える必要はありません!
70符も覚えてみましょう(余力があれば)
ここまで理解した皆さんは、20~60符までの点数を理解できたかと思います。
余力のある方は、70符の点数も覚えてみましょう。
出現頻度は決して高くはありませんが、70符のあがりも出てくることがあるからです。
このように、么九牌(ヤオチューパイ)を暗カンした手牌のロンアガリにおいて、70符が該当することがあります。
語呂を使った点数の覚え方
覚えるべき点数について解説してきましたが、いかがでしたか?
まずは20符・25符・30符・40符の点数を覚えて、50符・60符はそれぞれ25符・30符から逆算し、余力がある方は70符まで覚えるという方法をオススメします。
当然、80符以降も含めた全ての点数を覚えるに越したことはありませんが、この覚え方でも対局にほとんど支障は出ないでしょう。
なお、麻雀の点数は語呂で読むこともありますので、最後に紹介したいと思います。
- ゴットー(500/1,000)
- イチサンニーロク(1,300/2,600)
- イチロクザンニ(1,600/3,200)
- ニック(2,900)
- ザンク(3,900)
- ゴッパー(5,800)
- チッチー(7,700)
- ヨンパー(4,800)
- ロクヨン(6,400)
- クンロク(9,600)