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一盃口(イーペーコー)と三暗刻(サンアンコウ)の複合について
結論から先にお伝えしますと、一盃口(イーペーコー)と三暗刻(サンアンコウ)は複合・両立しません。
麻雀には高め取りというルールがあり、一つの手牌で手役や符計算に複数のパターンが考えらえるときは、点数が最も高くなるパターンを採用しないといけません。
そのため、一盃口と三暗刻に関しても必ずどちらかの役が採用されます。
では、「一盃口は1飜、三暗刻は2飜なので、必ず三暗刻になるのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はケースバイケースで異なります。
次の章から具体例で解説します。
三暗刻が優先されるケースの解説
以下の手牌をご覧ください。
三暗刻と一盃口で2パターンの手役の解釈が可能です。
三暗刻の手牌構成(高め取り)
⇒三暗刻の2飜のパターンが採用される。★高め取り
一盃口の手牌構成
⇒一盃口の1飜のみのため、三暗刻が優先される。
一盃口が優先されるケースの解説
以下の手牌をご覧ください。
三暗刻と一盃口で2パターンの手役の解釈が可能です。
三暗刻の手牌構成
⇒三暗刻の2飜のみ
一盃口の手牌構成(高め取り)
⇒一盃口(1飜)、ジュンチャンタ(3飜)、平和(1飜) ※リャンメン待ちの場合
一盃口の形(すなわち3つの順子)として捉えると、ジュンチャンタや平和の役もつきます。
そのため、一盃口のパターンが高め取りとなります。
ここで紹介した例のように、チャンタ・ジュンチャンタの役が絡む場合は一盃口を優先しますので注意しましょう。
その他の役一覧
その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。